●古代ロマンの黒米カレー●
日本の国民食ベスト3に入るカレーライス。
これはB級グルメとしてもそれぞれの個性を持って各地に点在しています。
カレーは、インドで生まれた釈迦が人々を病から救うために、様々な薬草を混ぜ合わせて、分け与えたのが起源とされています。
そんなことまで思って食べている人はあまりいないでしょうけれど。
奈良の大仏が作られたのは、聖武天皇の頃で、天平17年(745年)に作られはじめ、天平勝宝4年(752年)の4月9日に開眼供養会(かいげんくようえ)と言って魂入れの儀式がとり行われました。
その法要の大役を務めた開眼の導師は、インド出身の僧である菩提僊那(ぼだいせんな)だとされています。
正倉院にも、その時代に使われた数多くの薬が納められていますが、もしかすると、当時もそれらのスパイスを使ってカレーが振舞われていたかも?
そんな風に考えると、なんだかミステリアスで良いですよね。
人々の健康を願って出されたのがカレーだとしたらというコンセプトで誕生したのが、黒米カレーです。
黒米カレーは、古くから春日大社や談山神社などで神様にお供えされてきた「黒米」を使い、奈良県産のひのひかりと一緒に炊き込み、カレーに添えて出されるものです。
本当に、聖武天皇の時代にカレーらしきものがあったとしたらそれはちょっとショックですが、もしもそれが本当ならば、まさに1300年のときを超えて現代に蘇ったカレーとして、一度は食べてみたいものですよね。
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